医療法人 八子胃腸内科クリニック

福島市の消化器科,胃腸科,内科なら八子胃腸科内科クリニック

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アミノインデックスによるがんリスクスクリーニングについて

がんスクリーニング検診の現状

がんの全身スクリーニング検査というと、一般的には血液検査での腫瘍マーカーの測定、PET検査などを思い浮かべる人が多いと思います。ただ、いずれもその精度にはやや難があり、当院でも腫瘍マーカーが高値、PET検査で要精査となった方々をたくさん診てきましたが、精密検査をしても実際にがんがあった方はほとんどいないというのが実情です。唯一前立腺がんの腫瘍マーカーのPSA値のみがある程度確立された方法といえるでしょう。PET検査にいたってはあれほど高額で高線量の放射線の被曝を受けてまで受ける価値のあるものとは到底思えず、肺がんに関してはある程度の有用性は認められてはいますが、特に早期の消化管がんに関してはほとんど診断的な価値はありません。他施設の検討でもすでにがんがあるとわかっている人でのPET検査での消化管がんの検出能は10%以下との報告もあります。実際PET検査での分析能は約10mm以上程度の病変までとされており、10mm以下の病変を見つけようとしている内視鏡検査とはその精度は大きく異なるもので、そもそも同じ土俵で比べられるものではありません。つまり進行がんは別としてPET検査は消化管がんの早期発見にはほぼ無力といってもいいと思います。
その様な経験から、基本的には当院ではがん検診に関してはそれぞれの臓器ごとにベストでと言われている画像診断での検査を推奨しております。たとえば消化管なら内視鏡検査、肝・胆・膵疾患は腹部超音波検査+腹部CT(もしくはMRI)、肺であれば胸部レントゲン+胸部CT検査などです。
ただそれぞれを全部を受けている時間がない、検査は辛いなどの理由で受けずじまいという人も多く、せめて優先的にどの検査を受けた方が良いかの指標があったらと思っている人も多いでしょう。
当院ではその様な方のためにアミノインデックスがんスクリーニング検査
(AminoIndex Cancer Screenig:AICS)を導入しました。

 

アミノインデックスがんスクリーニングとは?

健康な人の血液中のアミノ酸濃度は、それぞれ一定に保たれるようにコントロールされていますが、さまざまな病気になると、一定に保たれている血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化することが報告されています。
アミノインデックスがんリスクスクリーニング(以下AICS)はこの性質を利用して、血液中のアミノ酸濃度を測定し健康な人とがんである人のアミノ酸濃度バランスの違いを統計的に解析することで、がんに罹患しているリスクを評価する全く新しいアプローチの検査方法です。
AICSは1回のごく少量の血液検査(約5ml)だけで複数のがんを同時に検査することができます。各種早期がんにも対しても高い感度を示しているデータもあります。

 

AICSの検査対象となるがん・対象年齢

男性では胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がんの合計5種類のがんに対するリスクを評価します。女性では胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮がん・卵巣がんの合計6種類のがんに対するリスクを評価します。
(ただし子宮がん・卵巣がんについては、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのいずれかのがんであるリスクを評価することはできますが、それぞれのがんのリスクについて区別することまではできません)。
下記年齢の日本人(妊娠されている方を除く)を対象として開発された検査で、この年齢以外の方は評価対象外になります。

胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん 25~90歳
前立腺がん 41~90歳
子宮・卵巣がん 20~80歳

AICSはそれぞれのがんについて、がんである確率を0.0~10.0の数値(AICS値)で報告します。リスクの傾向は数値が高いほど、がんである可能性が高くなります。
また、このAICS値からリスク判断する目安として、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示されます。
一般の方のがんのリスクを1とした場合にがんであるリスクの倍率はランクAは0.3~0.7倍、ランクBは1.3~2.1倍、ランクCは4.0~11.6倍あることを表しています。ランクCの評価になった場合にはそのがんに対しての精密検査が必要となります。
ただ、この検査はあくまでがんであるリスクを評価する検査で、がんであるか否かをはっきりと判断するものではありません。つまりランクがAでもがんがないと言いきれませんし、ランクBやCであっても必ずがんがあるというわけではありません。
また、血液検査を行った時点でのがんのリスクを評価する検査ですので、生涯に渡ってのリスクを予測するものではありません。

 

受診時の注意点・費用

AICSは基本的に症状がない方を対象とした検査です。
明らかな症状がある方は、その症状に応じた検査、治療が必要になりますので、症状がある方は必ず医療機関を受診しましょう。
なお、この検査には健康保険は適用されません。
当院での検査費用は下記の通りとなります。

男性AICS(5種):胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん          22,000円(税別)

女性AICS(6種):胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮・卵巣がん    22,000円(税別)

事前の予約が必要となりますのでAICS検査をご希望の方は事前に電話予約をお願いします。

AICSの受診の流れは当ホームページ左のお知らせの欄をご覧ください。

何かご不明な点がありましたらお電話でも気軽にご相談ください。